【音声コンテンツ市場】メディア・ラジオアプリ人気おすすめサービス一覧・比較

スマートスピーカーの普及で一気にこれから来るといわれているであろう、音声市場。

とはいえなかなか音声サービスとかそこまでメジャーになっていない印象。ただしそれは日本では。

実はアメリカでは

・人口の22%が毎週Podcastを聞いている

・2021年にはPodcast音声広告市場が10億ドルに達するといわれている

などかなり盛り上がってきています。

また、SpotifyがPodcast関連の企業を次々に買収したり、中国ではLizhi(茘枝)という企業がナスダックに上場したりなど、アメリカだけでなく、世界の音声市場はかなり伸びてきています。

【Spotifyが買収したPodcast関連企業一覧】

・「Gimlet Media」(オリジナルPodcastシリーズを配信する制作スタジオ)

・「Anchor」(Podcastの収録・配信を手軽にできるサービスを提供)

・「Parcast」(Podcast番組制作)

→3社で約440億円かけて買収されたという

・「SoundBetter」(アーティスト、プロデューサー、そしてミュージシャンを特定のプロジェクトでつないだり、音楽の提供とライセンシングを橋渡ししたりすることを助ける、音楽制作マーケットプレイス)

・「The Ringer」(スポーツやポップカルチャー関連のPodcastを提供)

 

【Lizhi(茘枝)について】

荔枝は2013年に設立され、「生活を声で記録しシェアする」をコンセプトに多くのユーザーとコンテンツクリエイターを獲得してきた。2019年11月30日時点で、荔枝には1億7000万本以上のオリジナル音声コンテンツが公開されている。2019年10月~11月の月間アクティブユーザー(MAU)は5100万人を超え、月間のアクティブコンテンツクリエイターは約590万人となり、中国最大のUGC(ユーザー生成コンテンツ)音声コミュニティとなった。

 

海外のサービスについてはこちらの記事も注目です。

 

日本でもAirPods Proが生産が追いつかなくなるほど売れており、音声系コンテンツの需要はますます増えてくるかと思います。

ということで今後は日本の市場も盛り上がってくることを見越し、2020年2月時点で(海外資本もあわせて)日本で展開されている音声関連のサービスをご紹介したいと思います。



音声コンテンツの市場規模はいくら?

日本の市場規模でいうと、音声コンテンツ全体で7,500億円。

ラジオが27%なので、大体2000億円ほど+ネットオリジナルが82億円です。(その他は音楽コンテンツ)

なので、日本だけでいうとラジオの2000億円がネットに流れるだけなのか、ネットでの音声コンテンツ市場を新たに市場を作っていけるのかが非常に大きなポイントになってくると思います。

『令和元年版情報通信白書』の統計では、2017年の日本における音声コンテンツ市場の規模は約7,500億円。市場の99%がラジオ(27%)と音楽(72%)です。

2017年のネットオリジナルの市場規模は1%の約82億円となっています。しかし、この数字は5年前の約2.5倍。

クリエイターが知っておきたい「音声コンテンツ」の知識:種類・市場・将来性など

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ちなみにアメリカではpodcastの広告市場だけでも500億円の規模になっているようです。

アメリカのデジタルオーディオアド市場は、すでに年間約2500億円の規模まで拡大しており、Podcastに関わるものだけ見ても年間500億円までになっています(IAB internet advertising revenue report 2019-2018 full year results)

これからの音声コミュニケーションの可能性を探る | “生活者データ・ドリブン”マーケティング通信
スマートスピーカーや音楽配信サービスの普及により、音声を使ったコミュニケーションへの注目が高まっています。国内外における音声コミュニケーションの現状はどうなっており、今後どのように発展していくのでしょうか。博報堂DYメディアパートナーズ ラジオ局オーディオビジネス開発部長の石井忠典がご紹介します。

 

 

Podcast配信サービス

 

Apple Podcasts

・運営:Apple(アメリカ)

ipodの時代から標準であるこちら。Podcastってappleのサービス名かと思ってたという方も多いかと思います。

podcast自体はipodとbroadcastを組み合わせた造語なのですが、実はAppleとは関係の無い方々が開発し、それが後々iTunesに取り込まれ、広がっていった経緯があるようです。

Apple Podcasts

Apple Podcasts

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Google ポッドキャスト

・運営:Google(アメリカ)

実は過去にpodcastアプリの配信していたものの、2012年に終了している。そして再び2018年に配信したアプリがこちら。

google検索「〇〇 podcast」などと検索すると番組が表示され、今後、音声の検索結果も強化していくに違いないでしょう。

Google ポッドキャスト: 人気ポッドキャストを無料で

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Google LLC無料posted withアプリーチ

 

Spotify

運営:Spotify(スウェーデン)

こちらは冒頭でさんざん取り上げたSpotify。Apple、Googleと取り上げましたが、Podcastの視聴アプリではSpotifyが今後飛び抜けそうな勢い。

「Podcastが無料ユーザーをプレミアムサブスクライバーに転換する主要なドライバーである可能性が高い」と述べたり、ダニエル・エクCEOは「近い将来Spotify利用の20%以上が非音楽コンテンツになる見込み」とも言い、今後もさらにPodcastに力をかけていくかと思います。

Spotify: お気に入りの音楽やアーティストを聴く

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音声メディア・ラジオアプリ

radiko

運営:radiko(日本)

ラジオ局各社と電通が立ち上げたラジオが聞けるアプリ。

リアルタイムの視聴のみならず、タイムフリー(過去放送が聞ける)、エリアフリー(全国の放送がどこでも聞ける)など、既存のラジオ放送では無理だったことがインターネットでできるようになっています。

radiko

radiko

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ラジオクラウド

運営:TBSラジオ(日本)

TBSラジオ系列の番組やオリジナルコンテンツ(はどれかあまり分からなかった)が聴けるアプリ。

なかでも音で観る映画「Audio movie」の第一弾「THE GUILTY/ギルティ」は面白かったです。音声ならではなんですが、映像よりも想像することでとてもハラハラドキドキするんですね。

是非一度聴いてみてほしいです。

ラジオクラウド

ラジオクラウド

Hakuhodo DY media partners Inc.無料posted withアプリーチ

Voicy [ボイシー]

運営:株式会社Voicy(日本)

音声配信アプリでの注目株。

配信者はよりすぐりの人のみ厳選しており、コンテンツの良さが目立ちます。

現状はビジネスで活躍中の方の配信コンテンツや、日経やPRTIMESなどの企業が配信するコンテンツなどビジネス系中心の印象ですが、今後の拡大に期待です。

Voicy [ボイシー] - 今日を彩るボイスメディア

Voicy [ボイシー] – 今日を彩るボイスメディア

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Amazonオーディオブック – オーディブル

運営:Amazon(アメリカ)

Amazonが運営する音声で聞く本です。本の音読を音声で聞けるというサービスになります。

通常の読書だとなかなか「ながら」で読むことは難しいもの。オーディオブックならランニング中、家事中などに聴いて読書を楽しむことができます。

Amazonオーディオブック - オーディブル

Amazonオーディオブック – オーディブル

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audiobook.jp/オーディオブック

運営:株式会社オトバンク(日本)

こちらもオーディオブックのサービス。まんまのサービス名。

オリジナルのコンテンツや月額750円で聴き放題になるプランもあり、AmazonのAudibleと差別化しています。

アプリ内でコンテンツの一つとしてポッドキャストも配信しています。

オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ

オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ

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ヒマラヤ/Himalaya

運営:シマラヤFM(中国)

中国ではなんと4億人の登録者数という驚異的なアプリ。日本の運営はシマラヤジャパン。

ビジネス系、エンタメ系、オーディオブック、癒やしミュージックなど様々なジャンルのコンテンツを網羅しています。

中国ではなんと1億もの音声コンテンツを配信。。中国企業恐るべし。日本での展開も楽しみです。

経済・英語・ニュースを聴くならヒマラヤ/Himalaya

経済・英語・ニュースを聴くならヒマラヤ/Himalaya

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ラジオトーク

運営:Radiotalk株式会社(日本)

エキサイト社の社内ベンチャーで立ち上がったサービス。

誰でも簡単に配信できることが特徴。どちらかというと雑談系のゆるいコンテンツが多いような感じで、クスッと笑えるようなトークが多いです。

ハッシュタグを使ったイベントなどの仕掛けも見かけられます。

Radiotalk-音声配信を今すぐできるラジオトーク

Radiotalk-音声配信を今すぐできるラジオトーク

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stand.fm

運営:株式会社newn(日本)

キュレーションメディア「Mery」運営会社のペロリ創業者、中川綾太郎氏が2017年に立ち上げたスタートアップ。

こちらも誰でも簡単に配信できるのが特徴。全体的にオシャレでスタイリッシュな雰囲気が漂います。

レターという配信者に対して質問やメッセージを送れる機能があり、それに対して配信者が答えるようなコミュニケーションが行われています。

stand.fm - 音声プラットフォームアプリ

stand.fm – 音声プラットフォームアプリ

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Spoonラジオ

運営:Mykoon, Inc.(韓国)

音声メディアでは珍しい?と思われる、ライブ配信機能があります。

ライブ配信でも結構な配信者がいて、いわゆる投げ銭で配信者が稼げるシステムになっています。

動画のライブ配信アプリだとSHOWROOMや17などが有名ですが、その音声版ともいえるかもしれません。

またライブだけでなく、配信されているものもあり、声優っぽいもの、カラオケ的なもの、ドラマ仕立てのものなど、独自のコンテンツ・文化を形成しているような感じです。



Spoonラジオ: Audio Live Streaming

Spoonラジオ: Audio Live Streaming

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ボイストック

運営:VoiStock PTE.LTD(シンガポール)

アニメや映画のセリフの一部が聞けるアプリ。

ユーザが好きな動画やyoutubeなどから音声を切り出し、公開できる仕組みのよう。

著作権的な部分が気になるところです。。

ボイストック(ボイスを楽しむアプリ )

ボイストック(ボイスを楽しむアプリ )

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