最近よく聞かれるようになった「ノーコードツール」。
いわゆるコードを書かなくてもサイトやアプリケーションが開発できるという夢のようなツール。
そもそもWordpressやWixなんかもノーコードのジャンルといえるわけですが、ここ近年盛り上がってきたのには、「より大規模な開発やカスタマイズが可能」になったことによるものと思われます。
ネイティブアプリ開発可能なノーコードツールは?
様々なプロダクトがありますが、ネイティブアプリをそのツールのみで完結して作成できるのが現状、私が調べた限りでは「Adalo」くらいしかありません。
大抵は海外のものなので、もっと調べればあるかもしれませんが、有名なツールの中ではAdaloのみという結果でした。
他のツールでもアプリ開発が可能と記載ありますが、それはPWA(プログレッシブウェブアプリ)=スマホのホーム画面に保存してアプリのように使えるウェブサイトのことで、ツール上でネイティブアプリへのパブリッシュまで行えるのはAdalo以外に見つかりませんでした。
Adalo(アダロ)とは
アメリカで2018年に設立した Adalo 社が提供する、プログラミング不要のアプリケーション開発のクラウドサービス。
webサイトだけでなく、PWA、ネイティブアプリまで開発できる高機能なツールです。
この領域では後発のサービスとなりますが、その分他のサービスと比べても様々な点で使いやすく設計されています。
またテンプレートのデザインも結構ちゃんとしたシンプルな感じで、個人的にはそのまま使っても違和感なくアプリケーションが作れるくらい、簡単に開発ができることが特徴です。
Adalo(アダロ)の料金プラン
Adaloは無料で使えますが、ネイティブアプリのパブリッシュやDBに制限があるため、ネイティブアプリを開発するには有料プランに加入する必要があります。
まずは無料で使ってみることもできるので、使い心地を試してみて自分がやりたいことが実現できそうだったら、月50ドルのプランにアップグレードするのもありです。
実際にAdalo(アダロ)を使ってみた
使ってみると本当に簡単で、ドラッグアンドドロップで要素を設置することができ、条件分岐などもかなり柔軟に対応できます。
(公式サイトより)
ただし、全くwebサイトの知識が無い人はちょっと最初は苦労するかもしれません。
データベースも簡単に作れるんですが、テーブルの構造など理解しないと、分岐を組んだりなどは多少考えて作る必要があります。
ただ、普通に開発するのと比べると圧倒的にスピード感もって作れるので、慣れればなんてことありません。
このような形で、どのタイミングでイベントを発火させるのか、またその条件は?などを簡単に組むことができます。
Adalo(アダロ)のテンプレートは6種類
アプリ用のテンプレートは上記のように選択できます。
- Directory (リストの表示)
- Appointments (レッスン予約)
- Chat (チャット)
- Ordering (食品デリバリー)
- To-Do List (ToDoリスト)
- Coaching (コーチング)
なので、ある程度の画像だけ用意しておけば、本当に1日もかからずネイティブアプリのリリースが可能だったりします。すごいですよね。
Adalo(アダロ)のデメリット
めちゃくちゃ良さげなAdaloですが、使ってみて感じたデメリットは、「サポート対応が雑」です。。
ある程度は海外のサービスなので仕方がないかとは思いますが、ある点で不具合が起きていたので、メールをしたら「確認します」と返答はあったものの、それから返答が無く、そのあと何度か連絡したものの音沙汰無しの状態が続き、諦めました。。
他のサービスを使っていないので比較はできませんが、いくら個人の客とはいえ、有料プランに入っているので、何かしら返答は欲しかったです。。
もし自力解決が不可能な事象が起きたときは、諦めるか、別の仕様にするかなど考える必要はありますが、サービス自体は本当に素晴らしいと思うので、是非無料プランで一度使ってみて貰えばと思います。
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