新築一戸建てを買う際の選び方・買うにはいくらくらい?

住宅の購入ってかなり難しいですよね。

新築一戸建てを買う!と決めたはいいけど、まず何からやってどう探していいか分からない。。。という方におすすめの記事です。

まずそもそも「自分は新築一戸建てがいいの?」って思っている方は以下記事を読んでみてください。

家を買うと決めたらまずやることは優先順位付!基準の決め方・場所の探し方はこうやる!

 

自分の中での優先順位はついていて、新築一戸建てがベストな選択肢だと考えている方はこのまま記事を読み進めてください。

 

一戸建てを選ぶ基準やいくらくらいかかるのか?といったことが分かるようになれば幸いです。

 

新築一戸建ての注文住宅を建てる場合、土地+建物+手続き費用になる

まずそもそも新築一戸建てで注文住宅を建てる場合は、以下の費用が発生します。

・土地を購入する費用
・家を建てる建築費用
・その他の諸手続き費用

土地に関しては、もちろんそのエリアによって値段は大きく変わってきます。地域や最寄駅からの距離や今後の発展性なども含め、さまざまな要因で価格は左右されます。

建物に関しては、どれだけ家の中で自分の希望にあった物件にするか、建物の作りによって大きく変わってきます。

ちなみに、新築一戸建てでは土地代よりも建物の費用の方が高くなるのが一般的です。

 

どのエリアに住みたいか、どういう生活をしたいかなどは、以下の優先順位付に使える条件を参考にして、イメージをつけてみてください。

【新築一戸建てを選ぶ基準を挙げてみました】

●価格
・物件価格・土地価格

●場所・立地
・地域(最寄駅)
・駅徒歩時間
・職場までの通勤時間
・その地域の環境(治安・災害の危険性・今後の街の発展性など)

●物件そのもの
・間取り
・広さ
・建物構造(耐久、地震に強いなど)
・その他オプション(バルコニーの広さ、駐車場、設備など)
・物件を取り巻く環境(隣人・外の人通り状況)

●子供がいる場合
・学区
・自治体の育児支援

このイメージをつけてみて、以下、土地と建物を選ぶ基準を読んでみてください。

 

建物と土地で平均でいくらくらい?

やはりエリアで土地の価格が変わります。以下参考までに、平均の費用を掲載します。

 

エリア別・建築費用と土地代の費用バランス

出典・引用:住宅金融支援機構

全国平均だと土地代が占める割合が34%ほどで、総額が約4,300万円。

首都圏だと、土地価格が高くなるので、大体土地代が全体の55%くらいになっていて、総額だと約5,100万円です。

 

建売住宅は、土地とセットで販売されている新築分譲住宅のことです。既に建物の内容が決まっている状態もしくは建っている状態で販売されています。

建売住宅は資材をまとめて購入したり、工事を効率的に進められたりするため、注文住宅よりも割安になります。ただ、設計の自由度がありません。

注文住宅は自由度はありますが、打ち合わせを重ねて決めていく形になり、かなり時間がかかります。風呂やトイレも含めて自分で決める必要があるので、良いものを揃えていくと費用は上がりがちです。

 

とにかく一戸建てが良くて費用を抑えたいという人は建売住宅がおすすめで、 【Yahoo!不動産】 のようなサイトで間取りなどの希望も含めて検索していけば良いと思います。マンション探しと近い形ですね。

分譲住宅という表現が使われたりもしますが、ほぼほぼ同じ意味あいです。

 

一方、注文住宅は「土地+住宅」になるので、土地と建物それぞれを検討しなければいけません。

土地の探し方は、不動産の検索サイトで土地だけを検索することもできます。

 

 

土地の選び方・土地はいくらくらいなのか?

まずは自分の住みたいエリアに目星をつけて、土地価格相場が分かる土地代データ|公示地価・基準地価マップで探してみてください。

以下のような形で、どれくらいの単価なのかなどが分かります。

 

例えば、「渋谷まで電車で30分以内の距離に住みたい」ということが優先だったとします。

その場合、googleで「渋谷通勤 穴場」とか「渋谷まで30分」とか調べれば、大体目的に合う駅名が調べられます。

ざっと検索すれば、例えば以下のような記事に出会います。

https://www.chintai.net/news/2017/08/31/8971/
https://www.goodrooms.jp/journal/?p=25653
https://suumo.jp/journal/2020/08/25/174473/

もちろん近ければ近いほどいいですが、都心に近づけば近づくほど、競争が激しいですし値段は高くなります。

その中からピックアップするだけでも、結構いろんな候補が出てきます。

その駅名を先ほど紹介した土地価格相場が分かる土地代データ|公示地価・基準地価マップで検索すると、大体の相場がわかります。

氷川台(練馬区):48万3333円/m2
都立大学(目黒区):92万3700円/m2
学芸大学(目黒区):96万1000円/m2
桜新町(世田谷区):80万3857円/m2
浦和(埼玉県):55万9277円/m2
生田(神奈川県):20万8214円/m2
久地(神奈川県):27万4500円/m2
鷺沼(神奈川県):40万4888円/m2
などなど
※6/6時点の情報

こうすると、「やっぱ23区は高めだなー」「23区でも練馬と目黒では倍くらい違うのかー」「神奈川だとかなり安くなるなー」とかが分かります。

単純に渋谷駅30分以内ということだけでも、県も変わりますし、それによって値段も全く変わってきます。こうやって大体の目安を探ってみましょう。

 

で、例えば「鷺沼(神奈川県):40万4888円/m2」だとして、首都圏の平均敷地面積が112平米なので、40.5万×112平米=4,536万円が大体の土地価格の目安となることが分かります。

もちろん平均なので、以下のとおり駅から近いと高くなり遠いと安くなります。

単純計算で一番高いのだと土地だけで1億越え、安いと2,240万円と半額以下になるので、平均価格はあくまで目安と考えるのがよさそうです。

 

こうやって土地の目星をまずつけていくことは大事かなと思っています。

 

また、先ほどの平均価格だと首都圏で総額5,100万円、土地代が2,300万円(55%)となっていたので、4,536万円の土地価格だと8,000万円を超えてきそうです。

首都圏の土地平均価格の2,300万円に抑えるには、112平米の場合平米単価が20.5万円で選ばないといけなさそうです。

こうやってまた予算からエリアや面積を再検討したりして、感覚を磨いていきます。

 

また理想の土地が見つからない場合は、更地じゃなくて、古家付き土地を探すのもひとつの方法であったりします。古家の解体・撤去費用はかかりますが、その分、更地の相場より安く売られているケースもあります。

注文住宅は何を基準に選べばいいのか?おすすめのハウスメーカーは?

さて、次に注文住宅の選び方です。

まずポイントとして検討するべき点は以下あたりかと思います。

・予算
・間取り
・内装
・外観
・構造(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など)
 ー耐震性・断熱性・耐火性
・設備(床暖房、オール電化、アイランドキッチン、ウォークインクローゼットなど)
・その他屋外設備(駐車場、庭など)
・物件を取り巻く環境(外から見えるか、人通りがどのくらいかなど)

ここも自分たちの中で何を優先するかで必要なものが変わってきます。

この中でも、各ハウスメーカーや工務店で強みがあったりするので、自分が優先したいものに合致するか、でまずは調べたり話を聞いたりすると良いと思います。

ざっくり以下の内容で差別化しています

・価格
・デザイン
・構造(木造に強いなど)
・住宅性能(耐震性、断熱性など)
・アフターサポート

例えば様々なサイトで各項目などおすすめやランキングを見てみると、

・価格重視であればローコストハウスメーカーのタマホームやレオハウス
・住宅性能であれば、一条工務店、三井ホーム
・アフターサービスが手厚いスウェーデンハウス
・デザインで人気の積水ハウスやヘーベルハウス、また木造のデザインに優れた住友林業

などなど言われてたりします。ただデザインなんて人によって好みもありますし、各社それぞれデザインや性能を打ち出してますので、しっかり比較してどこが良いかあたりをつけるといいと思います。

ハウスメーカーと工務店の違いは何?

ハウスメーカーはわかったが、工務店って何が違うの?と思った方もいると思います。

ハウスメーカーと工務店の違いは会社の規模による販売方法と対応エリアです。基本的に全国展開している大きい会社はハウスメーカーと呼ばれているようです。

ハウスメーカーは全国展開していて、かつ企画の共通化・材料の大量仕入れをして原価を抑えて効率的に販売していますが、技術開発や広告宣伝費に大量の予算を投下していることもあり、工務的よりは一般的に費用は高くなりやすいです。

また上記理由から工務店の方が設計の自由度は高くなります。

ただし工務店は地域密着型なので、対応エリアは狭くなります。また、工期は長くなりやすく、アフターメンテナンスや施工の精度はブランドパッケージ展開しているハウスメーカーよりも劣ります。

つまり

・ハウスメーカー
◯対応エリア
◯工期
◯施工精度
◯アフターメンテナンス

・工務店
◯費用
◯自由度
◯地域密着

となります。

将来売ることを見越した場合。建物価値はゼロになるって本当?

よく一戸建て住宅の建物の価値は築20年でゼロになると言われてたりします。

これは、木造住宅における耐用年数が22年と定められているがために言われていることです。対してマンションの耐用年数はRCで47年、鉄骨で34年となっているため、木造一戸建て住宅は20年で資産価値がゼロになると言われています。

もちろんこれは税法上の耐用年数の決め事であって、実際に建物の価値がゼロになるわけではありません。

当然、年数が経てば価値が落ちるので建物の価格は落ちますが、すべてがゼロになるわけではないです。

まとめ

今回は住宅購入についてまとめてみました。

いろいろ書いてきましたが、実は営業担当がかなり重要だったりします。

的確な提案や、自分達の要望や優先度の整理まで、優秀な営業担当がつけば、満足のいく購入体験となります。

営業担当は運なので、知人に紹介してもらうなどが一番良い手段です。

住宅展示場などで安易に個人情報を渡して、若手をつけられてなかなかうまくいかないなどの話も聞くので、お目当ての住宅メーカーが見つかったら、なるべく良い営業担当がつけられるように努力しましょう!

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